SPFとPAって何?
なんとなくで選んでしまっている原因のこの表示…。この数値をちゃんと理解して選んでいる人は意外と少ないのではないでしょうか。
確かにこの数値が高いほうが、強い効果のあるものになります。
しかし、いいことばかりではなくデメリットもあるんです!
SPFとは
SPFとはシミやそばかす・皮膚ガンの原因となる紫外線B波(UV-B)を防止する効果指数のことです。最大数値はSPF50+で、数値が高いほうが防御効果が高くなります。
ただ注意してほしいのが、いくら数値が高くても、完全に紫外線を防いでいるわけではないということです!
例えば、SPF30の日焼け止めを使ったとします。
人の肌は、何も塗っていないまま紫外線を受け続けて、だいたい10~20分で赤くなってしまうといわれています。
30という数値は、この日焼け止めを塗ることで、赤くなってしまうまでの時間を30倍遅らせる、という意味です。
つまり、
20分×30=600分
約10時間、赤くなるのを遅らせる効果が期待できる、ということになります。
遅らせることができる、というだけで紫外線を全カットしているわけではありません。紫外線に対する防御力がアップした、というイメージです。
PAとは
PAとは紫外線A波(UV-A)を防止する効果を表したものです。UV-Aは皮膚を黒くするだけでなく、しわやたるみの原因になります。
表示は
PA+
PA++
PA+++
PA++++
の4段階で、+が多いほうが高い効果が期待できるものになります。
UV-Aで注意してほしいことは、夏の間だけ気にしてケアしていれば大丈夫!というわけではないということ。
UV-A以外の紫外線は10月~2月で降り注ぐ量が急激に減るのですが、UV-Aは年間を通して比較的安定して降り注いでいます。
なので、日焼け以外にもエイジングケアを気にしているのならば、UV-A対策は一年を通してやることをオススメします。
日焼け止め選びのコツ

今やさまざまな種類の日焼け止めがあり、とても強力なものも出ててきています。しかし強力な効果だけあって、実はお肌にも相応の負担がかかります…。
- 日焼け止めを使っていて、こんな経験はありませんか?
- 肌トラブルが起こる
- 使用後に肌が乾燥する
- かゆみが出る、ヒリヒリする
これらの原因として、日焼け止めの成分が合っていない可能性があります。
日焼け止めを選ぶときは、SPFやPAの表示と合わせて、「紫外線吸収剤」が使われているかも確認してみてください。
紫外線吸収剤とは
この紫外線吸収剤というのは、皮膚の上で紫外線のエネルギーを取り込んで、熱などの別エネルギーに変換しくれる科学物質のことです。
物質が紫外線を吸収してくれることで、肌が紫外線を受けることを防いでくれているのですが、この化学反応が肌には負担になってしまうんです!
肌が乾燥してしまう、ヒリヒリしてしまう…などの異常はもしかしたらそれが原因かもしれません。なにも異常は感じられなくても、皮膚の表面上で化学反応は起こっているので、少なからず負担になっていることは確かです。
紫外線吸収剤は日焼け止めとしてはとても強力ですが、肌を守るためにつけていたつもりなのに、悪影響になってしまった、ということにならないように注意してくださいね。
シーンごとに日焼け止めは使い分ける!
強力な日焼け止めは、普段使いにはオススメしません。
そのときのシーンに合わせて、日焼け止めを使い分けることが、お肌に優しい日焼け対策になります。
具体的な数値でいうと、
- 買い物などの外出や通勤など日常生活では、「SPF25・PA+」以上
- 日差しが当たる屋内、長時間外にいるレジャーやスポーツのときは「SPF50・PA+++」程度
となります。
シーンで使い分けることで、紫外線対策はしっかりできたまま、お肌への負担を減らすことができます。
こまめな塗り直しが大事

ここまでご紹介してきましたが、
なにより大切なのはこまめな塗り直しだと思います。
紹介してきた数値はあくまで理論上です。実際は汗で落ちてしまったりするので確実に効果が持続するとは限りません。
高価で強力な日焼け止めを使用していても、塗り直しをしていなかったから日焼けしてしまった!ということにならないようにしてくださいね。
そして塗り直しのときに困るのが、顔を塗り直したいときです。
メイクの上から日焼け止めを塗るのが嫌ですし、その上からまたファンデーションを重ねていくのは、もっと嫌ですよね…。
でも最近はそんな悩みを解消してくれる、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めが登場してます!クリームタイプのべたつく不快感なく、ササっと塗り直せるのはいいですよね!
また、ファンデーション自体にも紫外線を防いでくれる効果があるのを知っていましたか?
ファンデーションにもSPFやPAの表示があるものが多く、顔はメイク直しをするだけで、日焼け対策もできちゃうんです!
ファンデーションにもよりますが、普段はメイク直しをするだけ、レジャーなど日差しを多く浴びるときには、メイク直し+スプレーの日焼け止めなどを併用するのがオススメです。
日焼け止めは何種類かをシーンごとで使い分けるほうが、お肌への負担も少ないんです。
ピッタリの日焼け止めを見つけて、美肌美人になってくださいね!
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